AI Agent 決済プロトコル全体図 · 7プロトコル俯瞰
ウィキ上の位置づけ
本エントリは エージェント経済 の配下にある。同位/対比の文脈として AI Agent 決済7プロトコル分層表 · 意図 / 伝送 / 文脈 と、より広いシステム/規制境界として 決済 と併せて読むこと。
主要事実
- 業界の略称「4プロトコル」とは AP2 + x402 + MCP + A2A を指し、引用頻度が最も高い4つである •
- AP2 リリース時(2025.09)に既に 60+ パートナー(Coinbase / MetaMask / Salesforce / American Express) •
- x402 は chain-specific ではなく HTTP 標準に乗る — 任意の stablecoin、任意のチェーンが接続可能 •
- MCP は Anthropic が 2024.11 にリリースした LLM ↔ tools プロトコルで、OpenAI が 2025 にフォロー •
- 2026 年中盤に FIDO Alliance が AP2 を引き継ぎ、AAIF(Agentic AI Identity Federation)に改名 •
仕組み / 動作原理
7プロトコルは階層ごとに分業する。意図層(ユーザーが「X 円で Y を買いたい」と表明する)は AP2 / SPT / ACP が mandate の3層信頼チェーン(Intent → Cart → Payment)を処理し、VC + DPK 署名で固定化する。伝送層(実際の送金)は x402 が HTTP 402 Payment Required ヘッダを復活させ、per-call の USDC マイクロペイメントを実現、Lite 版は既に Cloudflare Agents / Vercel AI SDK に着地している。文脈層(LLM がどのようにツールを呼び出すか)は MCP が LLM ↔ tools / data sources のインタフェースを標準化し、A2A が agent 間通信を扱う。3層は補完関係にあり排他ではない。完成された agent 決済フローは通常 AP2(意図)+ x402(伝送)+ MCP(文脈)を同時に呼び出す。下層は ERC-4337 アカウント抽象化 と ERC-7702 EOA アップグレード に依存し、プログラマブルな ウォレット能力を提供する。
起源と進化
2024.11 MCP がデビューし、「LLM インタフェース」の事実上の標準を確立した。2025.05 Coinbase が x402 を発表し、30年前の HTTP 402 ステータスコードを復活させ USDC とバインドした(USDC の役割は USD ステーブルコイン相互交換層 を参照)。2025.09 Google が 60+ パートナーと共に AP2 を発表し、「agent 決済意図の標準」として位置付けた。2025 年内に SPT(Skyfire)/ ACP(Catena Labs · Sequoia 出資)/ TAP(xpay)等の二次的競合プロトコルが続々登場。2026 年中盤に FIDO が AP2 を引き継ぎ AAIF に改名、Apple / Microsoft / Mastercard が加わり連盟は 100+ に拡大 — プロトコル層は commoditization のチャネルに突入し、WebAuthn / OAuth / OpenID Connect に類比される(詳細は Agent 決済プロトコル commoditization と価値の上方移動 参照)。
関連項目
出典
- Google AP2(Agent Payments Protocol · 意図層 mandate)— https://github.com/google-agentic-commerce/AP2
- Coinbase x402(HTTP 402 ネイティブ決済 · 伝送層)— https://github.com/coinbase/x402
- Model Context Protocol(Anthropic · LLM ↔ tools · 文脈層)— https://github.com/modelcontextprotocol/modelcontextprotocol
- Agent2Agent (A2A) Protocol(agent 間通信)— https://github.com/a2aproject/A2A
- Agent Commerce Kit(Catena Labs · ACK-ID / ACK-Pay)— https://www.agentcommercekit.com/overview/concepts
- BIS Project Agorá(プロトコル層への公式裏書き)— https://www.bis.org/about/bisih/topics/fmis/agora.htm
Discovery
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